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2012/09/17

足底プライトンシーネ(元ほねつぎの妻が骨折!)

《トップページ》.


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妻が骨折しました(と言っても、2009年のことですが)。受傷機転は「高い棚にある箱を取ろうとして椅子に乗った瞬間バランスを崩して落下。足の趾を強打」。

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その日、仕事から帰宅すると、不安そうな表情をした妻。

「椅子から落ちちゃった…」

「大丈夫か?」


「うん…、でもけっこう腫れてるっぽい…」


「どれ、見せてみろ。本当に腫れてるな……」
(って言うか、 骨いってるじゃんか!! ) 


ここ痛くないか?」(触診)

「いったーい!痛いよ(怒)!もう!」

「そりゃそうだ。折れてるもん。しかも2か所…」

(それにしても診たてのために触診しているのに、ふつう怒るか?子供か、おまえは!)


「えー、うそー!レントゲン撮っていないのに分かるわけないでしょ?」


「おいおい、俺はプロだぞ…、
触れば分かるっつの!」
(正確には“元プロ”だけどね)


「ふーん…(疑惑の表情)」

「信じてないな。 ま、なんにしても、明日整形に行ってレントゲンを撮ってもらえば分かるよ…」

翌朝、近くの整形の開業医へ。

レントゲンの結果(冒頭の写真)、『左第34趾基節骨骨折』。簡単に言うと、足の指の骨折。それも2本。どんぴしゃ正解!骨折の箇所も折れ方も思ったとおり。

ただ、下手な技術で引っ張ると、かえって転位が強くなるむつかしい折れ方。


「ここ少し短縮して曲がっているから、軽く引っ張っておこうね。でも、ここは引っ張っても戻りにくいところなんだよね。でもまあ、いちおう…ね…」と、物腰の柔らかそうな老紳士然としたドクターはそのように仰って、さっそく整復操作に。

本当にやさしくさわる程度でした。ドクター、ありがとうございました。いい先生で良かった。でも、ドクターが作ってくれた固定(キャストライトシーネ)はところどころ当たってしまっているらしく、妻いわく「指先と踵が当たって痛い」を連発。

帰宅後、再整復し、固定も作り直しました。

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写真は私が作ったプライトンによる固定。足底部に衝撃吸収インナーソールを貼り、固定歩行の後に起こりやすい腰痛や肩こりの予防対策もバッチリ。“元ほねつぎ”が作った匠の技術に妻も納得の様子。
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「すっごーい!全然痛くない。歩いても疲れない。圧迫感もない。やっぱりあなたはすごい人だったのね」

「やっと分かったか!」

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整形のドクターは手術のプロ

わたしたち接骨師(柔道整復師)は保存療法のプロ

両者の強みを融合させた、すなわち整形外科医と接骨師(ほねつぎ)がタッグを組んで行う臨床現場が、患者さんにとっていかに安心できる医療体制であるか…。

私はかつて4軒の整形外科で副院長を歴任し、そうした体制を実現させてきました。

「世界に冠たる日本の整形外科として、その理想形は医師と接骨師が互いの専門知識と技術を組み合わせて行うチーム医療ではないか」というのが、私の個人的な視点です。

いつの日か、そんな医療が実現する日を願って止みません…。



謹告:上記足底プライトンシーネの作成講習会(実技セミナー)をH28年10月30日に埼玉県で開催いたします。ご興味のある方は奮ってご参加ください.(⇒プライトンシーネ作成講習会のご案内) 




《上記足底プライトンシーネの作り方》

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①最初にプライトンを2枚重ねにした大判シーネを作っておきます(膝関節における前面窓式プライトン固定で作り方を説明しています)。熱湯で貼り合わせたあとはバスタオルの上に乗せておきます。

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②A4くらいのコピー用紙を用意して、患者の足をその上に載せ、足部のラインに沿って書きます(プライトンが熱湯で縮むのを計算して少し大きめに)。それを切り抜いてインソール状の紙枠を作ります。

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③あらかじめ作っておいたプライトンシーネにその紙枠を重ねて置いて、サインペン等で紙枠の形をシーネに描きます。シーネ上で足底ラインの外側に側面や上部カバーの部分を描き込んでその形に切り抜いて、サンダル状のプライトン型枠が完成します(カーブ部分に適宜切れ目を入れて、その部分だけ重ねて、その局所を熱湯に浸し、指で抑えつけて接合させていくと、カーブ面もきれいに整形できます)。

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④最後に患者足部を薄く包帯で巻き、その上にオルソラップで覆い、サージカルテープ等で仮止めしておきます。そこに作成したプライトン全体を熱湯に浸して、タオルで表面の水分(べたつき)を取ったら、すばやく患部に押しあてて、その上から弾性包帯等で巻いて固まったら、プライトン内側にオルソラップが付着した状態の原型が出来上がります。

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⑤あとは患者に当たるところはないかを聞きながら、余分な場所をカットして完成です。
 

◇プライマリケアに役立つ固定法(三上式プライトン固定)
1)
私が固定装具に機能性と美しさを求める理由
2) ニューロフィクス(neuro-fixed)という視点
3) 外傷の痛み(ハードペイン)を再考する
4) 母指3次元固定法(母指球安定型プライトン)
5) フィンガートラクション-その意義について- 
6) 膝関節における前面窓式プライトン固定 
7) 前腕骨骨折における上肢ギプス二重法(前腕部割り入れ併用式) 
8) 足底プライトンシーネ(元ほねつぎの妻が骨折!
9) 足関節捻挫におけるf(ファンクショナル)-プライトン固定
10) 腓腹筋ラッピングシーネ

11) 体幹プライトンシーネ(元ほねつぎの母が脊椎圧迫骨折???) 

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→三上式プライトン固定のセミナーのご案内(f-プライトン固定セミナーの開催日程)


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