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2016/07/10

第33回BFI 技術研修会(H28年7月24日)のご案内

≪トップページ≫Sonic22

会場
⇒大宮ソニックシティ 8F 会議室803

アクセス:JR大宮駅西口から徒歩3分
〔住所〕 さいたま市大宮区桜木町1-7-5
〔TEL〕 048-647-4111
  駐車場:ソニックシティ地下駐車場…30分/200円 
                   (利用時間 7:00~23:00)

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日時
H28年 7月24日(日) 10:00~17:00

プログラム
◇午前の部
9:45
受付開始

10:00
実技演習『触覚刺激を併用したミラーセラピーの実際』

参加者同士ペアになってミラーボックスによる治療を体験していただく実技講習会。術者側と患者側の両サイドを体験することで脳の可塑性をリアルに感じ、学ぶことのできる希少な勉強会です。
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たとえば典型的な手根管症候群に“BFI”および“触覚刺激ミラーセラピー”を施行すると、どうなるか?実際の症例(67歳・女性)を以下に示します。
Shukonkan
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ミラーセラピーを行う前段階として、母指・示指・中指のしびれに関してはBFI を半年ほど続けた結果消失。こうした治療的診断の積み重ねによって「しびれの多くは神経脱落症状ではなく、脳の誤作動による感覚異常(paresthesia及びこれに類する知覚異常)に過ぎない」ことが分かっています。

筆者はかつて整形に勤務していた際、数多の絞扼性神経障害の治療に当たりました。そのなかで教科書通りの症状を呈した重症例を機関病院に紹介し、手術中の神経変性所見を執刀医から確認しましたが、理学所見と完全に符合するものはなかったと記憶しています(発症から術後経過に至るあらゆる事実関係を踏まえ症状の全てを神経因性と結論付けることはできなかった)。絞扼性神経障害(entrapment neuropathy)は痛みやしびれの原因診断として確度100%ではないというのが筆者の見方です。

写真の症例においては半年ほど前から「薄い紙などをつまむ動作がしにくくなってきた」と訴えたため、触覚刺激ミラーセラピーを実施したところ上記写真のとおり見事な回復、しかも即効的な回復が認められました。

こうした驚くべき変化はまさしく脳の可塑性に因るものだと考えられます。BFI およびミラーセラピーは“治療的診断”の原則に則り、痛みやしびれの真の原因解明に寄与する革新的な手法であることを当日詳しく解説させていだきます。


※当会の視点一口メモ…
母指球筋萎縮の原因は正中神経の変性(軸索流停止等)ではない。その真の病態は交感神経の機能異常による局所の筋血流低下にある…

この観点に従えば、運動器プライマリケアにおいて遭遇する筋萎縮の多くは交感神経の問題-血管運動性の異常-であり、その病態は反射性交感神経性ジストロフィーすなわちCRPS(RSD)だと考えられる。筆者独自の考え-臨床像が痛みタイプ、交感神経タイプ、両者併存タイプに分かれる-で言えば、筋萎縮が前景に立つ症例はCRPS(RSD)交感神経タイプと表現することができる。

絞扼性神経障害と診断される症例に見られる軟部組織の萎縮は、その多くが血管運動由来であり、痛みやしびれに関しては脳由来だというのが当会のスタンス。

「症状の全てが神経因性」とする教科書の記述が正しいのなら、つまり筋力低下や筋萎縮の原因が末梢神経にあるというのなら、ミラーセラピーのごときアプローチで瞬時に改善する理由を説明できない。痛みやしびれにおいても、もしそれが神経圧迫によるものだとするならば、繊細な触覚刺激に過ぎないBFIのごときアプローチで消えるという現象もまた説明不能。

であるならば、認知神経科学の知見を踏まえ“脳の可塑性”という次元に目を向けることは極めて自然な帰結と思われる


下の写真は右母指CRPS(RSD)重症例です。
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この症例に触覚刺激を併用したミラーセラピーを行うと、どうなるか?
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結果、アロディニアは改善され、爪も切ることができるようになりました。どんな方法を用いたのか?当日詳しく解説し、参加者同士でその手法を再現していただきます。

※当日講習会で使用したミラーボックスについては希望者に無料で進呈いたします(写真と同じものになります。折り畳み式のボックスですので鏡といっしょに袋に入れて持ち帰ることができます)。10箱限定ですので、希望者が10人を越えた場合は当日会場での抽選とさせていただきます。



11:00
▼特別講演Ⅰ『痛みの真の生成理由-その目的は脳代謝バランスの回復にある!脳にとって痛みは必要不可欠な情報処理システム!ウィルスの侵入に対して身体が発熱するのと同様に、脳は痛みを出すことで自らのエネルギーバランスを回復させようと試みる!したがって「相応の発熱ができずに微熱が続くケースと同様に“激痛を出せない脳(痛みの便秘状態)”」に対しては強刺激的介入は有効たり得るが、「今まさに激痛を出している脳あるいは痛み出力による役割を終えているのに“痛みを出し続ける脳(痛みの下痢状態)”」には強刺激的介入は絶対に禁忌!これを知ることでハード系介入とソフト系介入のそれぞれの意義が明らかに!-』

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【講演内容】…脳内環境における代謝恒常性(ホメオスタシス)においては、準閉鎖的な血液還流システム(脳内の血流は一定に保たれる)があることが推断される。fMRIやNIRS等の脳機能画像に描出される「血流変化=脳代謝の全て」ではないが、今回の講義ではとりあえず分かりやすいイメージとして血流の概念を取り上げて解説。

免疫力が低下している生体においては侵入したウィルスに対して十分な発熱を引き起こせない場面があり、この場合「微熱とともに長引く風邪」といった状態になることがある。痛みにおいてもこれと同じことが言え、出力すべき痛みがくすぶっている脳すなわち“痛みの便秘状態”となっているケースがある。こうした患者の中には過去に強刺激的介入による良好な予後を原初体験に持っている者がおり、この場合に限り脳がその再現を求めることとなる。しかし、そうした原初体験を有していない脳は「強刺激によるイタ気持ちいい感覚世界」を有しおらず、それを求める蓋然性もない。

痛みの便秘状態であれ、痛みの下痢状態であれ、脳に働きかけるソフト系の介入はそのどちらに対しても有効であるが、その一方でハード系の強刺激的介入は後者には禁忌である。

これを知ることで、痛み治療世界の混沌-トリガーポイントや筋膜リリースにおける強刺激的介入による有効例と、タッチセラピーや微弱電流のごとき低刺激的介入による有効例が併存、混在している現状-の理由、意味がクリアになる。そして、いつの日か必ず世の中の医学常識が変わる-脳と痛みの関係を知る医療者が増える-ことで痛みの真の原因診断というものが世界に認知されるであろう。「痛みの究極パラダイムシフト」は今ここから始まる。

うつ病、閾値下うつ、抑うつ状態の患者がもし激痛発作を起こしたなら、それは大うつ病の発症(うつ病の重症化)を回避するために行った脳の自衛措置だと言える



特別講演Ⅱ『触るだけで改善する理由-ついにここまで分かってきた!触覚と脳の驚くべき関係!痛みが、認知症が、血圧が、不眠等々が改善するオキシトシンの力-』

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【講演内容】…脳へのアプローチ手法が複数あるなか、触覚を入口にしたアクセスの有効性、優位性が科学的に証明されようとしている。先日NHKで放映された「ガッテン!」において、触覚と脳の関係に迫る興味深い検証がなされていたので、その内容を振り返りつつBFIとオキシトシンさらにセロトニンの関係、そして猫と人間の関係における脳科学の知見を踏まえ、アニマルセラピーにおける触覚刺激の有効性も検証する。


12:00
昼食休憩(会場内での飲食は不可です。周辺のカフェ等をご利用下さい)


◇午後の部
13:00
特別講演Ⅲ『最新の脳科学が明かすマインドワンダリングと痛みの関係-痛みの重症例に見られる“セルフチェックの亢進”。このメカニズムがついに見えてきた!これを知ることで代替報酬(目的置換)の真の意義ならびに患者を負のスパイラルから脱出させる道筋が見えてくる!-』

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【講演内容】…慢性長期にわたる痛みを抱えると、多くのケースで無意識のうちに内的処理回路の異常発達が起こる。朝の起床(意識の覚醒)と同時に自分の健康状態をチェックする無意識の心理特性…、こうした内的処理回路を不活化させることは多くの臨床家にとって重要なテーマ。

人間は生活時間のおよそ半分(47%)において、目の前のことを考えていないマインドワンダリング(心の迷走、心のさまよい)状態にあることがアメリカの実験で判明した。たとえば学校の授業中、教師の話に集中して脳がその内容を処理している時間は半分に過ぎず、残りの半分において脳内意識は別のところをさまよっていると言える。このときの言わば“夢想”の中身が過去や未来に関わる楽しい出来事(前日の彼女とのデート、次の週末に行くデートはどこに行こうか…)の場合、これを“正のマインドワンダリング”と呼び、反対に病気や事故などネガティブな状況について考えてしまっている場合を“負のマインドワンダリング”と呼ぶ(当会代表による新たな定義づけ)。

痛みに悩む多くの患者に見られる負のマインドワンダリングを止めさせるにはどうしたらいいのか?その簡便な方法―患者との会話テクニックーを披瀝し、これによって劇的に回復した実例を紹介する。




特別講演Ⅳ『意識のハードプロブレムに挑む!脳内意識重心仮説-脳内には意識の本態(私は私である)すなわち自我を形成するハブ・ネットワークがあり、これが足底の重心のごとき脳内を移動することで、外的処理あるいは内的処理に特化したタスクを実行する。この際の意識重心の移動がまさしくマインドワンダリングであり、DMNがこれに深く関わっている!-』

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【講演内容→意識のハードプロブレムとイージープロブレムの違い
脳内において広域同期的に働く特殊な神経回路網のひとつ、DMN(デフォルト・モード・ネットワーク)。これが慢性痛、認知症、うつ病、発達障害、統合失調症等に関わっていることから、当会代表は「意識と無意識のあいだ、すなわち境界意識とも言うべき神経回路がDMNであり、意識と無意識を繋ぐチャネルのごとき役割を担っているのではないか」という説を掲げている。今回この自説をさらに進化させたものを発表する。

脊髄のベルマジャンディの法則(信号の通り道は後ろから入って前から出ていく)は、実は脳にも当てはまる。中心溝から後ろ(頭頂葉、側頭葉、後頭葉)は下図に示す通り信号入力の場が多くを占めており、それより前(前頭葉)は出力反応の領域となっている。

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したがって脳を上から眺めた時、前方は出力(output)、後方は入力(input)を担っていることが分かる。人は出力と入力を同時に意識に捉えることはできない。また外的処理(外界の環境を知ろうとする働き)と内的処理(内界すなわち自己の内面を知ろうとする働き)もやはり同時に意識することはできない。つまりこれらにおいて意識は同時併存することができないのであるから、もし自我中心(意識重心)なるものがあるとするならば、それらの領域を移動するのではという今回の仮説にひとつの整合性が得られる。

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当日は4スタンス理論における重心タイプ(A1・A2・B1・B2)と意識重心タイプのあいだに実は相関性があるのではないかという極めてユニークな視点も紹介しつつ、自説の核心に迫る。

意識重心の本態がジュリオ・トノーニの「統合情報理論」におけるアルゴリズムで証明され得るものなのか、それともハメロフらが唱える「量子脳理論」によって解明されるのか、そもそも完全否定されるのかは何とも言えないところではある。

今のところ筆者はトノーニとハメロフの両者の考えを融合させたような、そんな理論の先に答えらしきものが見えてくるのではと想像しているが、とりあえず意識重心という概念は一つの物の捉え方として面白い発想ではあろう。ちなみに意識重心が境界意識(DMN)から無意識の領域に深く沈んだ状況が睡眠であり、境界意識の水面ぎりぎりあたりにとどまっているとき金縛りに遭うことが想定される。

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意識重心を大海原に浮かぶヨットに喩えるなら、海上エリアが意識領域であり、水面から下、ヨットの帆先が沈まない程度の水深までが境界意識であり、それより水深の深いエリアが無意識であり、太陽の光がまったく届かない深海エリアが昏睡であり、水面下の浅いところを流れている潮流や波の動きがDMNである。意識が覚醒状態にあるときは意識重心はDMNという波の流れに乗って海面を移動し、浅い睡眠、深い睡眠、昏睡状態と意識レベルが低下するにしたがって深海に沈んでいく。

全身麻酔の手術中に意識が覚醒してしまという悪夢のような体験を持つ患者がいるが(1000人に1人)、これは何らかの理由で意識重心が海面に緊急浮上してしまった状態と捉えることができる。


15:00
実技指導講習『BFIテクニックにおける無意識下タッピングおよび座位テクニックの進化』


16:00
質疑応答

  参加者の方からのあらゆる疑問、ご意見等にお応えします。

16:30
閉会撤収

17:00
散会


当日プログラムの内容は予告なく変更されることがあります。



参加費。。
    
非会員≪ 20,000

    会員≪10,000 ≫
 
当日会場にて申し受けます。
 
 ※初参加の方で入会を希望される方
はこちらのページで入会手続きをお済ませください。尚、入会金は10,000となっております。したがって初参加の方は入会の有無に依らず合計20,000となります。

     
 
定員 
  先着18名まで  (申込期限…前日20時)

           
    
※定員に達し次第
Facebookページに告知します 


 
 ⇒お申し込みはこちら(参加申込フォーム)


⇒研究会公式サイトの「研修会のご案内」ページ
   
  


  
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