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9/24一般講演会を終えて-参加者の声-

2017/10/12

9/24一般講演会を終えて-参加者の声-

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H29年(2017年)埼玉県で開かれた一般向けの特別講演会。演題は「脳疲労とタッチケア」 。会場はJR大宮駅近くの大宮ソニックシティ。

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Kouenka99      
 
以下はマスコミの方による取材記事です。

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BFI研究会特別講演会『脳疲労とタッチケア』 イベントレポート

本文: Kouen                     22406193_840835502764773_8_n■はじめに

去る2017年9月24日、大宮ソニックシティにて開催された講演会『脳疲労とタッチケア』に参加させていただきました。講師はBFI研究会代表の三上敦士氏。大学で建築を学ばれた後、接骨師として数々の整形外科医院で副院長等を歴任されたという異色の経歴の持ち主です。

主催・司会はマナ接骨院院長の竹田浩陽氏。当日は天候にも恵まれ、若いカップルから年配のご夫婦まで幅広い世代の方々が来場されていました。



Nouhirou Muisiki_2

■脳疲労とは何か

和やかな雰囲気の中、定刻通りに講演会が始まりました。三上氏は人間の脳における意識と無意識の間に「境界意識」があるのではないかという仮説を、様々な事例から検証していきます。さながら脳科学の専門的な講義のようでしたが、それぞれの事例はとても分かりやすく、知見が多くない私でも理解できる内容でした。

脳の疲労が身体に様々な悪影響を及ぼすこと、ストレスが原因で痛みが発生することについては誰しもが日常生活の中で感じていることだと思いますが、そういった事象の根拠が、境界意識という仮説によって丁寧に解説されていきます。

境界意識は意識と無意識の間の情報伝達を調節しており、その働きに乱れが生じると脳のエネルギーバランスが崩れて脳疲労を引き起こす。そうならないためにも、五感の刺激を通して境界意識回路を活性化させ、脳内環境を改善することが大切だという主張はとても納得できるものでした。



Jijitusinjituuuu  Iraoo

■事実と真実の違い

関節の変形の程度と患者の痛みが一致しなかったり、重度の変形でも痛みを伴わないケースがあったりすることは珍しくはないそうです。しかし、そのような場合に本来行うべき治療が行われず、治るものも治らなくなってしまうことがあると三上氏は主張します。

長い間、接骨師として整形外科の現場で奮闘してきたからこそ気づいた現在の整形外科治療における問題点を、数々の事例に基づいて指摘していきます。様々な無意識の思いこみ=バイアスによって、患者や医療従事者がそれぞれ自分にとって都合のいい情報を収集・発信してしまい、国民の大多数がその影響下に置かれている現状について、ひとりひとりが自覚する必要があると三上氏は訴えます。

欧米で行われた様々な研究実例は、バイアスやプラセボ効果のリスクやメリットを分かりやすく示していて、とても興味深いものでした。また、問診の重要性、患者の痛みの本当の原因を突き止めるためには、徹底的に事実を検証する必要があると伝えた時、場内の大勢がなるほどと頷いていました。

私個人としても、医療機関で診察を受けた時、拍子抜けするほどあっという間に診察が終わってしまい、本当にこれで治るのかと疑問に思った経験があったため共感できました。痛みの原因が思わぬところに隠されていて、それを発見するためには細やかな問診が最も効果的である、という点は大変説得力があり、事実はひとつだが、真実はそれぞれにあるとの考え方も、非常に腑に落ちました。



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■タッチケアの世界

人間の五感のうち最も大切な感覚は実は触覚であり、既に欧米ではタッチケアの効果が認められて様々な治療現場で活用されているにも関わらず、日本ではまだまだ浸透していない現実を、三上氏は憂慮されていました。

母親が乳幼児を抱きしめたり、他者をハグしたりすることで分泌されるオキシトシンというホルモンが人体にとって様々な好影響をもたらすことを紹介し、タッチケアの有効性を説明されていました。

胎児は触覚から発達することや、耳で感じられない空気の振動は皮膚で感じていることなど、日常ではなかなか意識することが少なくても、実はとても重要な触覚や皮膚の役割について再認識することができましたし、個人的には、オキシトシンと脳疲労の因果関係が明確になる日を待たずとも、このままタッチケアによって症状が改善される事例が増えていけば自ずと一般的に認知されていくのではないかと思うのですが、現場の方々が抱く危機感は数段上なのだなと感じさせる、大変熱量の高いスピーチでした。



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■BFIの効果

時間が少々押していたこともあり、BFIについては効果のみの紹介でした。それでも、ここまで脳疲労の仕組みと仮説、タッチケアの効果について充分に説明がなされていたためか、その効果について特に不思議に思うことはありませんでした。

近年にわかに注目されているマインドフルネスについても触れながらいくつか事例を見て、脳が人体に与える影響の大きさやバイアスの怖さ、皮膚刺激の有効性などについてさらに理解を深めることができました。


■おわりに

大胆な仮説に基づく脳と触覚についての講演でしたが、事例が豊富だったことと、三上氏の軽快な語り口調のおかげで、あっという間の3時間でした。振り返ってみて最も印象に残っていることは、なんとかして患者の痛みや苦しみを取り除きたい、治したいという三上氏や主催者側の強い想い、真面目な気持ちでした。

特に、持病がなかなか治らなくて困っている方やご家族や大切な方が慢性的な身体の痛みを抱えている方にとって、とても価値のある講演ですので、今回参加できなかった方は是非次回の講演に足を運んでみてほしいと思います。



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講演の様子はこちら(You Tubeでご覧になれます。


当日ご来場の皆様にアンケート(匿名)へのご協力をお願いしたところ(下の画像)、
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たいへん多くの方々からご意見、ご感想をいただきました(下の画像)。
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その中の一部をご紹介させていただきます。


◆「話すスピード早いと思ったけど中盤以降は慣れて気にならなかった。時間は長いとは感じなかった」

◆「講演のDVD出るなら欲しい」

◆「口の中を噛んでしまうのも脳疲労ということを知り大変役立った。自分の身体のシグナルを敏感に感じ取りたいと思いました」

◆「子どもの貧乏ゆすりや髪の毛を触る行為の裏側の話は目からウロコでした。古くからの教えが科学的に証明されたー!と興奮しました」

◆「新しい価値観で驚くことばかりでした。自分の首が痛くなった原因も知れてよかった。職場で愛情不足の子が私のひざに乗ってくることがあり、タッチケアの重要性は以前から感じていました」

◆「痛みと骨の変形は別ものなんだ!と驚きでした。他にも知らないことだらけで驚きの連続でした!医療は勉強することが沢山あるなといつも感じますが、一つ一つわかっていくと楽しいですね!宇宙と同じくらい難しいのだと思いますが、脳に興味が湧きました!」

◆「問診を大切にしている!というお話、とても感動しました。また参加して勉強したいです」

◆「境界意識の概念からの認知症などの解釈など、非常に面白く、納得しました。医療に詳しいわけではありませんが、非常に府に落ちました。久々に知的好奇心を刺激していただきました」


◆「とても勉強になりました。脳の話とても面白かったです。日々の仕事に生かしていきたいです。もっと深くタッチケアについて、BFIについても知りたくなりました」

◆「健康を維持する、痛みを和らげるのは、何か特別な技術ではないのだと知って、身近に感じました」

◆「BFI研究会の活動は、病気やケガに対する患者側の他力本願的な意識を変える役割もあると思いました。整形外科の画像バイアスが掛かっている人達の救いにもなると思うので」

◆「専門用語のところはほぼわからないところもありましたが、タッチケアの効果は凄いものだと感じました。動画とかは本当にわかりやすかったです」

◆「新しい価値観がとても興味深かったです!長時間・普段聞きなれない言葉・早口のため脳疲労を起こしました(笑)」


◆「なぜBFIにたどり着いたのか?開発秘話みたいなのも聞きたかった」

◆「とてつもなく為になりました。ちょうど「皮膚は心を持っていた」という本を読んでいたところだったので、あー!きた!と言う感じでした」

◆「講座の内容で印象に残ったことはたくさんありますが、大きなところで言うと2点です。『英会話教室に通っていても苦手意識があってイヤイヤやってる人は脳疲労を起こしやすい』『脳疲労にはタッチケアが効果的』。今の自分がまさしくそういう状況でして、実験映像の効果を見て人肌が恋しくなりました(笑)」


◆「前半は追いついていけませんでしたが、中盤から面白くなってきました。後半は無我夢中で聞き入っていました」

◆「最近はテレビ等で脳疲労の事を知る機会が多いので絶対それが原因だと思っていたので、とても楽しく理解できました。参加したこと嬉しく思いました」

◆「夜勤明けの参加だった為頭の回転がダメだったので、次回はスッキリした状態で聞きたい」

◆「前半は専門的過ぎてついていけない感じだったが、登山の話はとても面白く、驚きでもありました」

◆「簡単でいいので資料があるとよかったです」

◆「脳科学についてとても興味があり、普段の仕事の中でも脳科学についての知識や実践を取り入れています。私は教師なので発達上課題のある子どもや不安の強い子に対してタッチケアがとても有効であるということが本日の話から分かったので、明日から取り入れていきたいなと思いました」


◆「内容が盛りだくさんで勉強になりました。各々が深く理解できるよう内容が少なめでもよかったかもしれません」

◆「学ぶことがたくさんありました。テンポの良い先生の説明が心地良く感じました。次回の講演会も楽しみにしております」


◆「三上先生のお人柄とお話がとても面白かったです。今後も益々のご活躍を期待しております」

◆「タッチケアがどれだけ良いかが分かった。微かな刺激で皮膚がミクロン単位で振動すること、オキシトシンの分泌、どれも驚きでした」

◆「院内では穏やかな三上先生が、別人のようにパワフルにお話ししていたのでびっくりしました」

◆「とても興味深く、参加できて大変良かったと思っています。BFIの研修に参加したいと思いました」

◆「次回はBFIについての話をしてください。お願いします。からだの中で何がおこっているのか、どうしてBFIが効くのか(実際効いているので)知りたいです」

◆「とにかく伝えたいという思いが感じられました」

◆「おもしろい内容だったが、少し時間が長いと感じられた。メリハリがもう少しあってもよかった」

◆「境界意識の話がとても興味深かった。また脳疲労とタッチケアの効果にも驚いた」


◆「情報量が多く難しく感じる場面もありましたが、皮膚刺激と脳への影響について学ぶことができ、貴重な時間になりました」

◆「タッチケアってすごい! どんどん人に触れていこうと思います」

◆「脳疲労やタッチケアなどお伺いできて面白かったです。タッチケアについては心を安定させることをここ数年で感じているので意識的に活用したり、不安になっている子に対して触れることでケアしていきたいと思います」

◆「タッチをすることの重要性がこんなにもあるとは思ってもみませんでした。優しくタッチをした方が良いのか、強くても良いのか次回はその辺りも知りたいと思いました」

◆「無意識のバイアス、プラセボ効果、思い込みの効果が興味深かったです」

◆「タッチケアの大切さと脳疲労をとることの重要性がよくわかりました。バイアスのもつ怖さも同時に知ることができました」

◆「タッチケアはすぐにできそうなのでやってみたいと思います。時間は予定通りに終わって頂けるとありがたかったです」

◆「感動しました。歯科助手をしていた頃、無意識に患者さんの治療中に手をさすったりタッチをしていました。安心しましたと言われた事がありました」

◆「タッチケアだけで、又は無意識に働きかけることで症状が変わることに驚きでした」

◆「ありがとうございました」 (⇒この“ひとこと”のみのご記入でしたが、その大きく力強い文字にこちらも胸を打たれました…)

◆「もっともっと広く認知されるとよいなと思います」

◆「トイレに行くのを我慢することはなかったけど、休憩時間があらかじめ分かっていたほうが安心します」

◆「会場に一番乗りしたのに整理券が配られていなかったので、ロビーで待っているとき後から来た人に入られるんじゃないかとやきもきした」

◆「講演会が終わったあと、懇親会みたいなのがあるとよかった。三上先生と直接お話してみたかったです」



貴重なご意見ありがとうございました。次回の講演会に生かしたいと思います。次回は必ず時間どおりに終わらせますので、これに懲りずまたよろしくお願いいたします。



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